Samplitude 11 Silverの出力設定
その3は無料版Samplitudeの出力オプションについてです。
サウンドカード/ドライバの選択
メニューバーから "Option > System/Audio" を選択すると下のような 'Easy setup' ダイアログが表示されます。
'System/Grobal Audio Option' ダイアログが表示された場合はウィンドウ左下の 'Quick setup' のチェックボックスをクリックすると 'Easy setup' に戻れます。
こちらで使用するサウンドカードやドライバを選択することができます。
'Easy setup' の設定が終わりましたらウィンドウ左下の 'Advanced' をクリックします。
詳細設定のウィンドウが表示されます。
Driver System
ASIO、MME、WDMの中からドライバシステムを選択します。
通常はASIOを選択。
残りの2つは互換用に用意されていると考えていいと思います。
ASIO MAGIX Low Latencyについて
アプリケーションと一緒にインストールされるMAGIXのASIO(MAGIX LoLaと呼ぶらしい)は、ASIO非対応のサウンドカードにも適用されるように設計されています。
ASIO4ALLのような機能が含まれているということですね。
ASIO Setup
リストから使用するASIOドライバを選択します。
隣のボタンからASIOのコントロールパネルを開くことができます。
Device
出力デバイスに応じて自動的に録音/再生時のビットレートが選択されます。
出力デバイスに対応していない値が選ばれたときはSamplitudeが自動的に低いレートに変換してからドライバに送ります。
Buffer settings
バッファの設定は重要です。
基本的には値が大きければ再生が安定しシステムの反応は遅くなります。
音飛びやノイズがあるようでしたら値を少しずつ上げてみましょう。
VIP buffer
デフォルトでは16,000サンプルにプリセットされています。
様々な音源を確実に再生することを目的としているため、16,000または32,000サンプルが推奨されています。
Virtual Projectでの動作やミキシング時に関連する項目です。
PC環境にも依ると思いますが、ここのバッファサイズを極端に上げるとタイムメーターや各種ゲージの反応が遅くなるようです。
HD buffer
デフォルトでは8,000サンプルにプリセットされています。
ハードディスクから直接再生するHD wave projectに関連する項目です。
再生目的でしたら多少反応が遅くても問題ない(気づかない!?)と思いますので、とりあえずはデフォルトの値でいってみましょう。
Test buffer
デフォルトでは8,000サンプルにプリセットされています。
'effect menu' でエフェクトをプレビューするときにだけ関連する項目ですので、あまり気にしなくてもいいでしょう。
Buffer number
上記で設定したバッファをいくつ使うかを設定します。
バッファ数を上げると信頼性が増しますが反応は遅くなります。また、より多くのメモリを必要とします。
Samplitudeのウィンドウ右下にバッファのステータスが表示されます。
Monitoring Setup
モニタリングで使用するエンジンの構成を設定します。
イコライザやヴィジュアリゼーシションに反映するため、スライドを一番右にしてASIOを使うようにします。
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