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2012年10月27日土曜日

ubuntuでリッピング EAC / dBpoweramp CD Ripper





ubuntu studio 12.10でリッピング

Exact Audio Copy

dBpoweramp CD Ripper









WindowsではdBowerampのCD Ripperでリッピングをしています。Linuxではなかなかいいソフトが見つかりません。

morituriというアプリがaccurateripが使えてよさそうですが、なんとこれはコマンドライン用で私の環境では外付けドライブを認識してくれませんし、ドライブの認識に必要なpycdioをネット上で見つけ出すことができず...


CDをリッピングするにあたって個人的に必要な機能は、

・正確なリッピング
・accrateripの利用
・ファイルネームの自由なカスタマイズ

といったところです。


リッピングはWindowsで行えばいいのですが、それも面倒くさくなり...けっきょくWineを使って対処することにしました。






EAC Exact Audio Copy


最新版のV1.0 beta 3はなぜかwine上でのインストール時にエラーが出て先に進めません。

at 0207ADF0 -> ACCESS_VIOLATION


が、ひとつ前の0.99 prebeta 5をインストールして使うことができました。
EAC公式オールドバージョンダウンロード


Windows用の.exeファイルはダウンロード後に右クリックでおまじないをしておきます。

アクセス権 → プログラムとして実行可能にチェック


USB外付けのDVDドライブも起動時にすぐ認識してくれました。

これでWindowsと同じようにEACが使えます。

しかし現行版ではありませんのでバージョンダウンによる違いがあります。

私の場合は0.99 prebeta 5ですとファイルネームのカスタマイズ項目が少なくてこれまでリッピングしてきたファイルと整合性がとれません。


※追記

2012/11/09

EACの現在の最新版V1.0 beta 3についてですが、下記のコマンドで上記のエラーを解除することができました。

1.Program FileのEACディレクトリに移動する(場所は要確認)

cd ~/.wine/drive_c/Program Files/Exact Audio Copy


2.次に下記のコマンドを実行する

wine regsvr32 sql*


これでEACのほとんどの機能が使えますが、報告されている不具合が2つあります。

・プラグインdllが動かない
・コンバートした後にwaveファイルが削除されない

また、私の環境では下記の症状が出ています。

・メディアドライブが認識されない。
 (下のCDRipperの方法でなんとか認識されます。0.99 prebeta 5では大丈夫だったのに)
※EAC options→Interfaceタブでexternal ASPIにチェック、WineでWindowsのバージョンを"7"にするとメディアドライブが認識されました。


プラグインが使えないので、利用できるCDDBは内蔵のfreedbだけとなります。
商用のものを使っている人には厳しいですね。

EACはwine-linuxで動くようにテストしながら開発をしているそうなので、今後に期待したいです。


ついでにubuntuに最新版wine(v.1.5)をインストールする方法をメモ

sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-wine/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install wine1.5

詳しくは WineHQで
http://www.winehq.org/download/ubuntu



 

dBpoweramp CD Ripper


Windowsで使っている本命のリッピングソフトです。
公式サイトに 'Compatibility ... Linux supported through Wine.' とあります!
インストールは問題なくあっさり完了。

オフセット確認用に適当なCDをセット。
しかしディスクが認識されません。

Wineのconfigureでドライブを確認してみるとこちらも認識していない様子。
う〜ん、なかなかうまくいきませんね。

linuxのfstabにドライブを書き込んでおく方法があるようですが、私の環境と知識では解決できませんでした。



少々面倒ですが、下記の方法で使っています。

1.ドライブに適当なデータCD(音楽CDではなく)を挿入
2.データCDをLinuxにマウント
3.configure Wineのドライブタブでマウントを確認、なければ自動検出→適応→OK
4.データCDを取り出してリッピングしたい音楽CDを挿入
5.CD Ripperを起動


この作業は一度だけ行えばPCをリスタートするまで有効なようです。

新たにインストールしたとみなされてメタデータのトライアルが使えます!


追記:

2012/11/25

1.上記の方法を使わなくても内蔵の1台目のドライブは下記の方法で自動的に認識されました。

CD Ripperの option > communicasionASPIを選択。


2.2台目以降の外付けドライブは下記の方法で音楽CDが自動的に認識されました。

 CD Ripperの option > communicasionSCSI Pass Through (SPT)を選択。

/media/ に適当なマウントポイントを作成。
例) /media/cdrom1

/etc/fstab に下記のように記述。
/dev/sr1    /media/cdrom1   iso9660   ro,user,noauto   0      0

(デバイスとマウントポイントのパーミッションに注意)

Wine Configuration > Drives > でAutodetect → OKの順にクリック。



<参考サイト>
morituri linux用 コマンドラインでリッピング
http://thomas.apestaart.org/morituri/trac/

Wine
http://www.winehq.org/

Exact Audio Copy
http://www.exactaudiocopy.de/

dBpoweramp CD Ripper
http://www.dbpoweramp.com/cd-ripper.htm

ubuntu studio
http://ubuntustudio.org/

2012年10月22日月曜日

aplayのヘルプ/オプション




aplay ver.1.0.25でaplay-hして表示されるヘルプを抄訳してみました。

(当方の環境はUbuntu Studio 12.10です)






-------------------------------------------------------------------------------------
aplay ヘルプ
-------------------------------------------------------------------------------------

-L, --list-pcms         デバイスのリストを表示

-D, --device=NAME       PCMを名前から選択

-q, --quiet             クワイエットモード メッセージを表示させない

-t, --file-type TYPE    ファイルタイプを指定 (voc, wav, raw or au)

-c, --channels=#        チャンネル数を指定

-f, --format=FORMAT     サンプルフォーマット (大文字小文字を区別しない)

-r, --rate=#            サンプルレート

-d, --duration=#        #秒後に再生停止('='は使わない → aplay -d10)

-M, --mmap              mmap メモリ領域にマップ(*当方の環境では使用不可でした)

-N, --nonblock          ノンブロッキングモード

-F, --period-time=#     停止の間をマイクロ秒で指定

-B, --buffer-time=#     #マイクロ秒にバッファのデュレーションを指定

    --period-size=#     #フレームでバッファのデュレーションを指定

    --buffer-size=#      #フレームでバッファサイズを指定

-A, --avail-min=#       #マイクロ秒をウェイクアップのためのスペースに指定

-R, --start-delay=#     #マイクロ秒をオートマチックPCMがスタートするまでのディレ
                            イに指定

-T, --stop-delay=#      #マイクロ秒をオートマチックPCMが停止するまでのディレイに
                            指定

-v, --verbose           PCMやセットアップの詳細を表示(累積的なオプション)

-V, --vumeter=TYPE      VUメーターを表示(タイプ: mono / stereo *値が必要です
                           → aplay -Vstereo)

-I, --separate-channels ひとつのファイルを各チャンネルで使用

-i, --interactive       キーボードでインタラクティブに操作する(今のところスペース
                        キーでplay/pauseのみ)

    --disable-resample  自動的にリサンプリングされるのを防ぐ

    --disable-channels  自動的にチャンネル変換されるのを防ぐ

    --disable-format    自動的にフォーマット変換されるのを防ぐ

    --disable-softvol   ソフトウェアボリュームを禁止

認識されるサンプルフォーマット: S8 U8 S16_LE S16_BE U16_LE U16_BE S24_LE S24_BE U24_LE U24_BE S32_LE S32_BE U32_LE U32_BE FLOAT_LE FLOAT_BE FLOAT64_LE FLOAT64_BE IEC958_SUBFRAME_LE IEC958_SUBFRAME_BE MU_LAW A_LAW IMA_ADPCM MPEG GSM SPECIAL S24_3LE S24_3BE U24_3LE U24_3BE S20_3LE S20_3BE U20_3LE U20_3BE S18_3LE S18_3BE U18_3LE
これらのいくつかは指定のハードウェアで使用不可能な場合があります

フォーマットのショートカット:
-f cd (16 ビット、リトルエンディアン、44100、ステレオ)
-f cdr (16 ビット、ビッグエンディアン、44100、ステレオ)
-f dat (16 ビット、リトルエンディアン、48000、ステレオ)

aplay / arecordのヘルプファイル抄訳






aplay ver.1.0.25でman aplayして表示されるマニュアルを抄訳してみました。

このマニュアルファイルはレコーダーソフトarecordと共通するものとなっています。
(当方の環境はUbuntu Studio 12.04 LTSです)



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arecord / aplay マニュアル
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名称
arecord, aplay
ALSAサウンドカードドライバのためのコマンドラインレコーダー、プレイヤー。


シノプシス
arecord [flags] [filename]
aplay [flags] [filename [filename]] ...


説明
arecordはALSAサウンドカードドライバのためのコマンドラインサウンドレコーダーです。
様々なデバイスやサウンドカードとファイルフォーマットに対応しています。インターリーブモードの場合、2GBを超える前に自動的にファイルを分割します。

aplayは上記と同様の仕様で再生します。サウンドファイルのヘッダから自動的にファイルフォーマットやサンプリングレート、ビットデプスなどを決定します。ファイル名が指定されない場合、標準入出力が使用されます。aplayのユーティリティは複数のファイルネームを扱うことができます。


オプション
-h, --help
ヘルプの表示する。

--version
バージョンを表示する。

-l, --list-devices
サウンドカードとデジタル・オーディオ・デバイスをリスト表示する。

-L, --list-pcms
定義されているPCMをリスト表示する。

-D, --device=NAME
PCMを名前で選択する。

-q --quiet
Quiet modeにする→メッセージを表示させないで再生。

-t, --file-type TYPE
ファイルタイプを指定します (voc, wav, raw or au)。指定がない場合はwaveフォーマットで再生します。

-c, --channels=#
1〜32の間でチャンネル数を指定します。デフォルトは1chです。


-f --format=FORMAT
サンプル・フォーマット
認識できるフォーマット:S8 U8 S16_LE S16_BE U16_LE U16_BE S24_LE S24_BE U24_LE U24_BE S32_LE S32_BE U32_LE U32_BE FLOAT_LE FLOAT_BE FLOAT64_LE  FLOAT64_BE IEC958_SUBFRAME_LE  IEC958_SUB FRAME_BE MU_LAW A_LAW IMA_ADPCM MPEG GSM SPECIAL S24_3LE S24_3BE U24_3LE U24_3BE S20_3LE S20_3BE U20_3LE U20_3BE S18_3LE  S18_3BE U18_3LE
フォーマットが指定されない場合はU8が設定されます。

-r, --rate=#<Hz>
サンプリングレートの指定(Hz)。デフォルトでは8000ヘルツ。
値が300未満だった場合は単位をキロヘルツ(kHz)とみなします。
利用可能な値:2000Hz ~ 192000Hz

-d, --duration=#
#のあとの値秒だけデュレーションを入れます。値が 0 の場合は無限。
デフォルトはゼロなのでarecordはキルされるまで動き続けます。

-s, --sleep-min=#
スリープするまでの分です。デフォルトではスリープしないようになっています。

-M, --mmap
メモリマップドI/Oをオーディオストリームのために使用します。
このオプションが設定されない場合は、リード/ライト I/Oモードが使用されます。

-N, --nonblock
オーディオデバイスをノンブロッキングモードで開きます。デバイスがビジーな場合すぐにプログラムは終了します。
このオプションが設定されない場合、プログラムはデバイスが利用可能になるまでブロックします。

-F, --period-time=#
#のあとに値を入れインタラプトの間を設定します。単位はマイクロセカンド(100万分の1秒)。
値が設定されない場合はバッファタイムの4分の1がセットされます。

-B, --buffer-time=#
#のあとにバッファデュレーションの値を入れます。単位はマイクロセカンド。
値が設定されない倍はバッファの最大値(500msまで)が使われます。

--period-size=#
#のあとに値を入れインタラプト間のフレームを設定します。
値が設定されない倍はバッファサイズの4分の1がセットされます。

--buffer-size=#
#のあとに値を入れデュレーション間のフレームを設定します。
値が設定されない倍はバッファの最大値(500msまで)が使われます。

-A, --avail-min=#
#のあとに値を入れてウェイクアップのためのスペースを設定します。
単位:マイクロセカンド

-R, --start-delay=#
#のあとに値を入れてjを設定します。
単位:マイクロセカンド

-T, --stop-delay=#
#のあとに値を入れてオートマチックPCMが停止するまでのディレイを設定します。

-v, --verbose
PCMストラクチャーを表示しセットアップします。このオプションは累積されます。
2,3回設定されるとVUメーターが表示されます。

-V, --vumeter=TYPE
VUメーターのタイプやステレオ/モノラルを指定します。
ステレオVUメーターは2chステレオサンプルのフォーマットにだけ利用できます

-I, --separate-channels
ひとつのファイルを各チャンネルで使用します。このオプションはmax-file-timeとuse-strftimeを制限し、またSIGUSR1を無視します。セパレートチャンネルではステレオVUメーターは利用できません。

-P     Playback.  このオプションはデフォルトで設定されてます。aplayとタイプして呼び出せば再生を開始します。

-C     Record.  このオプションはデフォルトで設定されてます。arecordとタイプして呼び出せば再生を開始します。

-i, --interactive
キーボードでインタラクティブに操作することができます。
今のところ一時停止/再生の機能しかありません。
スペースキーまたはEnterキー

--disable-resample
自動的にリサンプリングされるのを防ぎます。

--disable-channels
自動的にチャンネルが変換されるのを防ぎます。

--disable-format
自動的にフォーマットが変換されるのを防ぎます。

--disable-softvol
ソフトウェアによる音量調節を無効にします。

--test-position
リングバッファの配置をテストします。

 --test-coef=<coef>
リングバッファの配置のための係数をテストします。デフォルトは8、最小値は1。
書式: coef * (buffer_size / 2).  Minimum

--test-nowait
CPU全体を使ってしまうのを防ぐためにリングバッファを待たない。

--max-file-time
出力されるファイルがレコーディング中にここで指定した値より大きくなる場合、このファイルを閉じて新しいファイルを開きます。
デフォルトではWAVファイルで最大2GBです。
--separate-channelsが設定されている場合にはこのオプションは無効になります。

--process-id-file <file name>
他のプログラムがシグナルを遅れるように、指定したファイルにプロセスを出力します。

--use-strftime
録音中、出力ファイルが開かれるとstrftimeコードをファイル名のパラメータとして読み取ります。
コード:
 %Y 年, %m  月,  %d 日, %H 時, %M 分, %S 秒, %v 1から始めるファイル連番。
このオプションが指定されると、出力ファイルのためのディレクトリが自動的に作成されます。
--separate-channelsが設定されている場合にはこのオプションは無効になります。

シグナル
録音中、(Linuxからの)SIGINTやSIGTERM、SIGABRTのシグナルが送られると出力ファイルを閉じて終了します。SIGUSR1が送られると出力ファイルを閉じて新規ファイルを開き、録音を続けます。SIGUSR1は--separate-channelsが設定されている場合は無効になります。

オプション設定例
aplay -c 1 -t raw -r 22050 -f mu_law foobar
rawファイル"foobar"を2205-Hz、モノラル、8-bit、Mu-Lawで再生。


AUTHOR

arecord and aplay are by Jaroslav Kysela <perex@perex.cz> This document is by Paul Winkler <zarmzarm@erols.com>.
Updated for Alsa 0.9 by James Tappin <james@xena.uklinux.net>

1 January 2010   

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